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植物由来100% Ski SnowBoardワックス

WAXの現状

スキーやスノーボードのときにつかうWAX

原料に何が使われているか、ご存知でしょうか

じつは、
石油を原料とする成分やフッ素などが使われています。

WAXの成分は滑走時に雪に溶け込み、
春には雪どけ水として地中に入り、山に残留したり、
時には井戸水に流れ込んだりして、やがては川や海に流れます。

生き物にとっては石油もフッ素もどちらも有害物質。
滑走をより早くさせるフッ素は、人間にも影響があることがわかっており、
具体的には、循環器疾患、肝臓障害、ホルモン異常、発癌性などを引き起こす可能性があるという
レポートが出ています。

このレポートでは、
フッ素はフライパン、撥水衣類、消防剤など数多くの工業製品に使われてるものですが、
自然には分解しない性質のため、
あらゆる環境や人間をふくむ生物にとりこまれていると発表しています。

さらに、人間の身体に取り込まれた場合、
排泄されることがほぼなく、蓄積されていくことも分かっています。

たとえば、ワールドカップなどでのWAXがけの技術者は、
冬の間、週に約30時間もその仕事に携わっているわけですが、
フッ素(PFOA)の血中濃度の値は一般的な平均値の45倍となっており、
さらに年を追うごとに数値が増えて体内に蓄積されることも分かっています。

*SCIENTIFIC AMERICAN(2011年3月15日の記事より) 
*米国環境保護庁によるWAX規制(2019年の記事)

そして遂に、ワールドカップでは2020年シーズンから、フッ素を含む全てのワックスの使用禁止を決定したのです。

 

私たちの遊び場となるフィールドを守るために

そんなWAXを問題視したmountainFLOW
(マウンテンフロー:USAコロラド州カーボンデイル)
創設者のPeter Arleinは、自然への影響もさることながら、
身体にも影響を与えていることを危惧し、2016年に植物由来のWAX開発に取組んだのでした。

商品第一号は、バックカントリーの際に板の上に雪が付かないようにする水性のスプレーワックスでした。
バックカントリーでは、ハイクアップ時に板の重さは重要な要素であり、
この製品が多くの支持を集めました。

その後、200以上のプロト製品を試しながら、
2018年に植物由来100%のワックスをリリース。
性能は、従来の石油ベースのものと全く遜色なく滑降性能を高めることを実現しています。

mountainFlow product→
Our Mission;多くのスキーヤーやライダーに、高性能のワックスを提供すると同時に、我々が遊んでいる山や自然環境に良いものを作ることです

 

 

「終わりに」
NHKの番組でも「雪」からの視点ではないですが、フッ素の危険性について特集したものがありました。
分かりやすかったので是非観て欲しいと思います。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4280/index.html