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[冬季八ヶ岳] 気温マイナス15度のレイヤリング

冬季八ヶ岳   気温マイナス15度

クライミング用のレイヤリングになんだかんだと迷いながら、結局選択したのはTango Hoody(生産を終了しました)

PolartecのAlpha®を採用していて行動時の熱の抜けが良いことから、
2300mから2900mまで、ルンゼの氷と緩く傾斜したミックス壁を登り、膝上のラッセルをこなすには最適な選択と判断した。

Tango Hoodyは腕周りが細く、ミドルレイヤーとしてフィット感は抜群。アウターシェルを着てもごわつきの原因とはならない。

アウターとして使っても、腕周りがすっきりしてテクニカルな動きに最適で、
後ろ見頃(テール)が長くておしり辺りまで寒さもカバーしてくれる。
ドローコード(下部の絞り調整)もあるため積極的にアウター使いが出来る。

表地は、Pertex®エクイブリム™を採用し、効果的に内側の熱を外に逃がしながら、耐風性、撥水性、耐久性を併せ持つため、アクティブなシーンで威力を発揮してくれます。

樹林帯をある程度抜け、風を意識し始める。
保温層を足したく、ハードシェルの代わりにダウン(Himalaya Hoody)を着込む。
ビレイ用ダウンではないためポケットの数や位置は物足りないが、900フィルパワーで厚みのあるダウンフーディは確実に体の周りに空気層を作り、冷えからのプロテクションになった。また、表地に採用しているPertex®エンデュランス™は、対候性が高く、雪や風からのプロテクション力が高く積極的に使える極厚のダウンフーディだ。

しかも、S寸で実測444gでコンパクトなため、軽量化の山行にも重宝する。

Tango Hoodyの上にHimalaya Hoodyのレイヤリング

このレイヤリングは、マイナス10度以下の環境で動き続けても無駄に暑くなり、稜線の樹林帯での腰ラッセルで内側を汗で濡らすことはなかった。

強風時に粉雪が襲い掛かる場面では、Himalaya Hoodyのフードをヘルメットの上から被り、やり過ごす。なかなか、使える組み合わせだった。
Tango Hoodyのライニング(内側の生地)は薄手のフリース地のため、肌触りが良く、特にトリムされたフードは着用時に温かみを感じる。これは、気温が低い環境下ではかなり有難い。フード調整ドローコード付き。
3シーズン、色々な使い方で活躍の幅があることを再認識した「Tango Hoody」(生産を終了しました)だ。

>>Himalaya HoodyのARTICLE
>>About WESTCOMB